Something More (Eddie Kendricks)

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Eddie Kendricks でどれか 1 枚を選ぶのは難しい。 なんならベスト盤じゃないかっていう話もありますけど、そうなったら元も子もないので本日は Arista に移籍して 2 枚め、そして最後のアルバムとなった 1979 年リリースの本作を。 ちなみに次点はこの後に Atlantic に移籍してからのアルバム Love Keys (1981) で、後述する理由がなければ Love Keys のほうが聴いているかもしれません(バックコーラスに The Controllers が参加しているっていうのも素敵)。 っていうか Tamla / Motown 期を外しているのに他意はありませんが、そんなには聴いていないっていうのも事実です。

ソウルだけど時代の波に抗えないっていうかプロデューサーの意向をモロに受け止めてしまう意外に不器用な Eddie Kendricks さんではありますが、Arista ではディスコになってしまってよかったのかどうか本当にわからないところなんですけれども、本作はなんつったってプロデューサーが Patrick Adams ですから言わずもがな・・・ということも案外になくて、ディスコにずっぽりハマることもなく、次作でのモダンソウルを少しばかり前倒しで披露しているのがいいんですよね。 ソウルなんだけどディスコ成分もあって幾分モダン。 そんなの Eddie Kendricks じゃない!っていう叫び声も聞こえそうですが、まぁまぁこれはこれとして。 曲によってドラムの音に首を傾げてしまうところはあるものの、私はこのアルバムが好きです。

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