The Ingram Kingdom (Ingram)

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メンバー全員が見せる屈託のない笑顔が印象的なジャケットと多幸感に溢れたサウンドで、レア・グルーヴ~フリー・ソウルリスナーから絶大な支持を集めているフィラデルフィア産の極上ファンク・グループ“イングラム”が1976年に発表した記念すべき1stアルバム! 
バンドのテーマ曲とも言うべきファンキー・チューン「Ingram Kingdom」(M1)を皮切りに一気にテンションを上げると思いきや紅一点Barbaraによるスウィートなバラード「Tried It And Liked It」(M2)でしっとりと聴かせ、さらには軽快なカッティングギターと跳ね上がるリズムに心躍るキラー・チューン「What Else Can I Say」(M3)や憂いを帯びた女性ヴォーカルと柔らかなグルーヴが心地よいメロウ・ソウル「He’s Mine」(M4)と前半からバンドの幅広いスタイルが見事なまでに表現されています。アルバム後半も「Music Is Our Message」(M5)、「She’s All Alone(I Need A Man)」(M8)といったバラードから「The Funk Is In Our Music」(M6)、「Put Your Troubles Behind」(M9)などのファンク・ナンバー、そして哀愁漂うリード・ギターとヴォーカル&コーラスが絶妙に絡み合うグルーヴィー・ソウル「Someone’s On My Side」(M7)と全曲キラーなフロアでもリスニングでも間違いない1枚です!

内容紹介のとおりなんですよね。 これ以上言うこともないよっていう。 ともあれ、THE FUNK IS… IN OUR MUSIC ですから! Ingram はどれ聴いてもいいんですよね。 これが 1976 年のリリースでしょ。 んで 1977 年、1983 年そして 1984 年と、ぶっちぎりに 80 年代にかかっちゃってはいるんですけど、いわゆる 80 年代サウンドとはちょっと違うんですよ。 すっごく考えられているんです。 Barbara Ingram はリードボーカルを担うのが本作だけっていう悲しさはあるにはあるものの、それをしてあまりあるのが Ingram なんですよ。

ちなみに懺悔なんですが、その Barbara Ingram の死後にコンパイルされた Philadelphia Sweetheart (2018) って、2 曲を除いてすべてこの The Ingram Kingdom からの選曲だったんですね。 どおりで Barbara Ingram メインの曲だよなぁって。 そりゃリードボーカルのアルバムからなんだもん。 ねー。

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