Me And My Drums (Paul Humphrey)

CD 化されおらず、配信にも一切ない。 だから Discogs にリンクしちゃう。

Paul Humphrey はアメリカのセッションドラマーで、もともとはおそらくはジャズ畑の人だったんだろうけど、活動の幅はやたらに広く、黒人系音楽っていう括りはあるにせよ Marvin Gaye の What’s Going on (1971) への参加が有名なところか。 自身のソロ活動もそこそこに行われ、やんわり有名なところでは最初のソロ作である Sumermellow (1973) だとは思うんですけど、私にはピンとこなかった。 これだったらやれ CD 化されていますよとか Nick DeCaro や Chuck Rainey が参加していますよとか話題に事欠かさないんでしょうけど・・・。

Me And My Drums は 1979 年のリリース。 Stanson という謎のレーベルからのリリースなので CD 化は望むべくもないのかもしれないんですが、これがいいんですよね。 アルバムジャケットは 2 種類あるらしく、↑のほうが全然いい(トリミングの雑さ加減も含める)ということを付記しておきます。

このアルバムがいいのは、ドラマーであるご自身の存在感を遺憾なく噴火させているところに尽きます。 1 曲目から叩きまくっているのに圧倒されもしますけど、徹頭徹尾存在感を示していますし、このあとソロ名義のアルバムが出ないということも鑑み有終の美を飾ったといったところでしょうか(しらんけど)。

One Out Of Six が特にいいです。 YouTube に単体で上がっているのでリンクしときますね。

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