Elementary (Wah Wah Watson)

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黄金期モータウン・レーベルのセッション・ギタリストとして活躍、ハービー・ハンコックとの共演でも名声を博したワー・ワー・ワトソンのファースト・ソロ・アルバム。デヴィッド・T・ウォーカー、ジョー・サンプル、ジェイムス・ジェマーソンら錚々たるメンバーをサポートに集め、切れ味抜群にして唯一無二の“ワー・ワー・サウンド”を披露する。

Wah Wah Watson、本名は Melvin M. Ragin で作曲クレジットにあるのがそれ。  YouTube で検索すると Herbie Hancock との演奏シーンがヒットするくらいに「片腕」と呼ばれるくらいではありますが、もういろいろなところでセッションに参加しており、ソウルやディスコのクレジットをみるとこの人か Ray Parker, Jr. か Norman Harris がいるっていうくらいの(ちょっと大袈裟?)話。

こういったセッション・ミュージシャンのソロアルバムっていうのは、だいたいが 1 作限りっていうことが多く、この人についても同じ。 でもこの 1976 年のリリースされた唯一作は、ご自身のプロデュースでもあり、参加している演奏家がえらいことになっているのが「あるある」で、案外にそれが失敗につながたりなんかしちゃうんですけど、Wah Wah Watson の場合は大成功。 自身のアルバムなんで自分のアピールはもう前面にだしちゃうんだけど、参加しているみなさんのことも忘れずにいると。 結果バラエティに富んだ内容にはなっていますが、ソウル/ファンクからジャズまで縦横無尽に駆け回る、ツボを抑えたギターがなにしろいいです。

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