Bobbi Humphrey っていうと Blacks And Blues (1974) なんでしょうけど、これも含めた Blue Note 時代のアルバムは、決して悪いとはいいませんけど私には印象が薄い。 フルートだからいけないのかとかいろいろと思っては聴いているんですが、どうも馴染めないでいます。 そのなかでも好きなのは Dig This (1972) ではあります。
金払いが悪いとかで Blue Note を抜けた先は Epic で、そこからの最初のリリースが本作(1977 年リリース)。 かなり歌モノに近づいており、私はこれが一番好き。 Skip Scarborough が書く楽曲がいいというものあり、かつボーカルもコーラスも随分と増え、ここぞというところでフルートが出るのはこの際御愛嬌だっていうくらいの勢いで受け止めてあげ、いい感じに洗練されたソウル・ジャズのアルバムとなっております。 これと次作の FreeStyle (1978) がおすすめかな。
ちなみにこの方、1988 年に久しぶりのアルバムリリースをするんですが、そのアルバム City Beat のリリース元はあの Malaco だといいます。 本来ならばこれを紹介するべきなんでしょうけど、この時点ではずいぶんと失速しているみたいでちょっと評価は難しいです。 残念。