Come On Everybody (Coco York)

オーストラリアの Janda Jazz というレーベルから 1982 年にリリースされたこの 1 枚は信じられないくらいにレアで、タイトルトラックがコンピレーションなどなどで使われていることから考えてみても(ここちょっと書いていてわからないです)盤起こしでいいから(でもマスターは残っていそう)もう一度世に出して欲しい、いや出さなければならない 1 枚でもあります。

Janda Jazz というレーベルにしても情報がなく、本作にクレジットされている Serge Ermoll のアルバムのリリース元でもあること(しかも本人のサイトでも紹介している)からも、彼に関連する、あるいはもしかしたら自身のレーベルなのかもしれません。 そんな「オーストラリアのサン・ラ」こと Serge Ermoll のバンドが演奏をして、John Saad という完全に素性が知れない方が作曲した曲を、Band Of Gold というディスコ/ソウルの名曲をメドレーで歌う女性ボーカルグループの一員であった Coco York が歌う、というアルバムが本作。 かなりジャズに寄った曲(曲調ではない)があり、はたまたタイトルトラックのようにソウルフルな曲もあるということで、全体像を言えばディスコというよりも歌モノのジャズ・ファンクになるのかとは思われますけれど、前述のとおりタイトルトラックを再発掘するだけではもったいないような内容。 bandcamp でなんとかならないものだろうか。

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