表記はオリジナルに拠る。 ドイツのサイケデリックバンドが 1968 年に本国 Ariola というレーベルから本来のバンド名 Die Anderen でリリースした、なんともいえない（タイトル由来なのだろうけど）アルバムジャケットのそれがオリジナルで、この体裁はドイツ Long Hair から CD 化されています。 でも一般には加 Polydor や米 Colossus からリリースされなおした、裸の女性が黒いマントを羽織って髑髏を持ち、白馬にまたがってこちらを睨むという・・・意味深のように見えてオリジナルを知っている身としては「はぁー」ってなってしまうアルバムジャケットのほうがおなじみでありましょうし、この際だから！っていうことでもないのでしょうけどアルバムタイトルをしてバンド名にしたらしく、混乱するんですけどー、なのであります。
なにしろ 1968 年のリリースなのでまだまだサイケ度が高くあり、the album’s top quality recalls the work of The Bee Gees during the same period. ということで Bee Gees を引き合いに出しても遜色ない曲も含まれており、早合点してファズの音とオルガンの音、そしてぐちゃーっとした音の壁に塗れてうんざりしてしまうかもしれません。 が、よくよく聴いてくださいっていう話です。 ドイツということですがジャーマン・ロック臭は一切せず、サイケ・ポップの美味しいところ、ガレージの美味しいところをうまくまとめた良盤なのです。
ちなみにプロデュースは Giorgio Moroder です。 今回初めて知りました。 そりゃ驚いたわ。