当ブログはいつのころか、おそらくはマイクラ日記からだと思いますけど記事をどんどん積んでいく、つまり予約投稿が前提のものになってしまっています。 これを書いているのは 5/27 で、まだ夏すらも、梅雨すらも来ておらない季節に予約する投稿の公開日が今日なんですから。
Eloise Laws はデビューアルバム（Ain’t It Good Feeling Good – 1977）からして傑作の誉れ高く、ファンキーさが絶妙なソウルであってこれはこれでいいんですけど、私としては同年にリリースされた本作と、その 3 年後にあたる 1980 年にリリースされた 3rd (Eloise Laws – 1980) が、Linda Creed の参加をして大好物なのであります。 この後もいいアルバムを出すのですけれど、やはり 2nd と 3rd ということになるんだよね。 この 2 枚で 2in1 してくれればよかったのになぁ・・・って！ Eloise Laws って出すアルバムごとにリリース元が違うんですね。 でも 3rd と 4th の 2in1 あるし・・・よくわからんちんだけど、とりあえず 2nd だけは聴いてください、大晦日だしね。
なにしろ 2nd である本作は Linda Creed の参加っぷりが尋常ではありません。 3rd では The Sweethearts of Sigma がバックコーラスで参加していますけど、2nd もけっこうコーラスが多めなのでもしかしたら彼女たちも参加しているかもしれない（クレジットがないので不明）し、Linda Creed もコーラスで参加しているかもしれないですよね、ここまでいくと。
白眉なのが M3 の 1,000 Laughs で、Linda Creed の作詞作曲みたいで（！）これぞフィリー・ソウルっていうくらいの多幸感に溢れた佳曲。 1 分間に千回も笑った・・・なんて、ちょっと出来過ぎの感もあるくらいですし（ここの部分、2 回目は Boy, We had a thousand laughs a minute って歌ってて、女性が男性に対して私達は・・・って歌うところがもうサイコーに好きなんです）、年の瀬も押し迫っているだろう大晦日に、ちょっと息抜きして聴いて欲しい曲でもあります。 良いお年を。
HOLLAND-DOZIER-HOLLAND(H-D-H)のINVICTUSよりデビューを飾ったELOISE LAWSの77年セカンド・アルバムが世界初CD化!フィリーのLINDA CREED & JERRY GOLDSTEINのプロデュース・ワークが光るアーバン~メロウ名作!
HUBERT、RONNIE、DEBRAといった著名アーティストが名を連ねる音楽一家、LAWSファミリーの艶女(アデージョ)、ELOISE LAWS。HOLLAND-DOZIER-HOLLAND(H-D-H)のレーベル、INVICTUSよりデビュー・アルバム『AIN’T IT GOOD FEELING GOOD』がフリー・ソウル人気の名作であるならば、こちらのセカンドはアーバン~メロウ・テイストなサウンドが、彼女の艶やかな歌声とマッチしたアーバン~メロウの名作でしょう。ABC原盤77年発表のセカンド・アルバム『ELOISE』が世界初CD化!
この作品で注目なのはLINDA CREEDの存在。STYLISTICSのかの名曲「Stop, Look, Listen (To Your Heart)」をフィリーの大御所であるTHOM BELLとともに作曲した女性である。その彼女がソング・ライター・チームを組むJERRY GOLDSTEINとの、2人によるプロデュースである。その2人のソングライト、そしてアレンジのGENE PAGE、さらにバックを支えるLONNIE JORDAN (ky)、DAVID T. WALKER (g)、WILTON FELDER (b)、JAMES GADSON (ds)といった超一流ミュージシャン達によるアーバン~メロウ・サウンドが、彼女のアンニュイなヴォーカルと見事に溶け合う佳曲揃いの素晴らしい内容。