Love Makes The World Go Round (Flirtations, The)

イギリスはロンドンからの Supremes への回答、みたいな気がしないでもないですけど、そもそもグループ自体がアメリカはサウスカロライナ出身の女の子たちがニューヨークで結成しているので当てはまりようがない。 結成当初 5 人だったメンバーはすぐに 4 人になり、更に 3 人になったところで「Supremes に似てる選手権」的な催しで優勝した後にアメリカを後にしてイギリスに向かたというから、意識しまくりやがりだったのだろうけど。

Deram でさんざんシングルを切った後に満を持してリリースされたデビューアルバム Nothing But A Heartache は 1969 年のリリース。 ガールズソウルのお手本のような内容なのですが、個人的にはその次にリリースされた本作をよく聴きます。 オリジナルのリリースは 1975 年とのこと。 RCA Victor からのリリースだからなのか CD 化されておらず、なのに配信にはあがっているという、いいんだか悪いんだか結果的にはいいのかな?というところなんですけれど、これがサウンド的にも演奏的にもボーカル的にもたいへん聴きやすい。 あと、ジャケットもとてもよいです。 Love Makes The World Go Round 以外のタイトルを思いつきませんもの。

いろんなところから音源を出しておるわりにはコンプリート盤なんかがないのが不思議なグループではありますが、ここのすごいのが現役だというところ。 2024 年のレコードストアデーで Still Sounds Like The Flirtations をリリースしているくらいです。 しかもこれがなかなかの内容だから唸ってしまう私なのではありました。

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