Hoboken Saturday Night (Insect Trust, The)

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How could a combo named The Insect Trust be anything other than eclectic? “Hoboken Saturday Night” (1970) is their second studio album. The core of the band consisted of multi-instrumentalists Luke Faust, Trevor Koehler, Robert Palmer, Nancy Jeffries, and Bill Barth. The rhythm section was fleshed out by a sizable and equally diverse range of session musicians such as jazz legend Elvin Jones, Bernard Purdie, Donald MacDonald, William Folwell, Ralph Casale, Hugh McCracken a.o. Collectively, they touched upon facets of the singer/songwriter, psychedelic, and folk-rock subgenres, while somehow eluding them all. A charming, joyous, irrepressibly experimental record. This is eclectic bohemia, postmodern before modernism had given up the ghost.

ジャズベースのバンドだと言われていますけど、あんまりとっかかりとして知らないほうがいいと思います。 1968 年に Capitol からリリースされた 1st がサイケデリック好きに受けが良いとか見受けられますけど、私にはピンとこなかった。

本作 Hoboken Saturday Night は Insect Trust の 2 枚目のアルバムにして最終作。 1970 年に ARCO からリリースされました。 個人的にはこちらを聴くことがほとんどなんですけれど、どういうわけか配信には上がっておりません。 サイケデリック音楽というのは音楽のジャンルとしては弱いので別の言い方に換えるとすると、これってルーツ音楽になるんではないでしょうか。 ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジで結成されたというこのバンドは、それこそいろんなミュージシャンがゲストで参加していて(Chuck Rainey とか Elvin Jones とか)、例えば Elvin Jones がドラムを叩いている曲であれば、あー Elvin Jones なんですかこれーはいはいわかりますぅ・・・みたいな合点がいくのでしょうけれども、じゃぁ Insect Trust っていうのはどういうバンドなんだ?っていう問の答えには決してならない。 そのとらえどころのない感じが Insect Trust なのかもしれません。

それにしてもそうならば 1st も 2nd も好きなるんだろうけど、どういったわけで 2nd ばかり聴くのか、自分でもよくわかっていません。

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