McFadden & Whitehead (McFadden & Whitehead)

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フィリー・ソウルを代表する作家チームとしても活躍した2人が自らの名義でリリースした傑作。永遠のダンス・クラシックとして今なお愛される「恋はノン・ストップ(Ain’t No Stopping Us Now)」は、マクファデンのワイルドなシャウトとホワイトヘッドのスムーズなテナーが見事に溶け合った躍動感あふれる全米No.1ヒット。ルーサー・ヴァンドロスをはじめ数多くのカバー・バージョンが生まれた他、地元フィラデルフィアのテーマ曲としても知られている。

どうしても負のイメージで語ってしまう McFadden & Whitehead でありまして、例えば Ain’t No Stopping Us Now 以外はどうなのかとか、アルバムをリリースするたびにジャケットに写る二人の姿が遠くなるとか、John Whitehead は自宅前で射殺されるとか、こじつけ過ぎだろうっていう向きがないでもないところなんですけど、どうしてもねぇ。

でも、さすが Gamble & Huff に見込まれただけあって作家チームとしては大成したほうなのではないかと思うんですよね。 全体を見据えた際にファンク色が強いのではないかと思いもするも、それはもしかしたらこのタッグのアルバムでだけなのかもしれないですし、決してファンクのみっていうこともなくていい感じのモダンなソウルもありますし。

それにしてもこの 1979 年のリリースされた 1st はその Ain’t No Stopping Us Now で幕を開けるのですけれど、James Williams の見事すぎるベースもそうですし、あ! Barbara Ingram なんでねぇがっ!?って気づいてしまうすてきなバックコーラスが延々と続くんで嬉しい限り。 フィラデルフィアのテーマ曲だというのは今回初めて知ったのですが、そうなんだねぇって納得もできるところです。

内容は決して悪くないのに、固定観念というのか負のイメージが強すぎて申し訳ない気持ちになるなぁ。 でも 1st はとてもいいですよ。 ぜひどうぞ。

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