Ingram と Fat Larry’s Band の「周辺」を主に集められたフィラデルフィア・ソウル(からディスコまで)のプロジェクト、覆面プロジェクトの要素が強かったらしい Philly Cream は 2 枚のアルバムをリリースしていて、1 枚目のセルフタイトルはさておき本作である 1980 年リリースの 2nd は Ingram がメインでレコーディングされているとかで、それならば Ingram じゃん!?っていうのは置いといて、プロデュースが Butch (Ingram) ということで、それなら Ingram じゃないですかっ!っていうのも・・・置いておくのはなかなか厳しくなってきたものの、1 枚目よりもずっと内容がいいんです。
Ingram 中心ということだけど Barbara の参加率がそのくらいなのか不明(低そう)なのがちょっぴり悲しいんですが、それを取って余りあるくらいにこの界隈のキュートなボーカルがそこここに散りばめられており、この頃に Ingram としてのアルバムレコーディングがされなかったことからも含めてそれらを補うに十分な内容です。 Intruders の Cowboys To Girls のカバーはオジリナルを超えているとさえ思うくらいに。