Cruisin’ The Streets (Boys Town Gang)

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Jackson Moore が歌ってメガヒットになった Frankie Valli の Can’t Take My Eyes Off You が収録されているアルバム Disc Charge をして Boys Town Gang の全てを語れるわけではありません。 同年(1981 年)に同アルバムの前に 1 枚アルバムをリリースしていまして、リードボーカルは Cynthia Manley というサンフランシスコのキャバレー歌手(この言い方もどうかと思うが)で、せっかくのオーディションの結果なのにこの 1 枚だけで脱退してしまうという。 Jackson Moore の前にリードボーカルがいたんですね。

そもそもサンフランシスコのマイノリティ・シーンに向けてディスコを打ち放つという Bill Motley の目論見は見事に当たったわけですが、その折のフォーマットがこの Cruisin’ The Streets によく表れていまして、そういう点からすると Jackson Moore 時代はなんだったんだ的な話になりますけどそれは置いといて、当時音質良く長時間プレイできる 12 インチシングルの両面にそれぞれ 1 曲ずつ収録し、それぞれが 4 つのシーンから構成されているというもの。 これがヒットしたというから世の中はわからない。 こういうフォーマットが当時のディスコでは受けたのでありまして、その上での Boys Town Gang の 2nd があるんだぞっていうところなんですけど、間髪置かずにリリースされているわけで、どういうプロデュースなのか正直よくわからんところ。

ちなみに Boys Town Gang はもう 1 枚アルバムをリリースしています。 1984 年リリースの A Cast of Thousands でありますが、モロに 80 年代なのに加え、 途中の 14 分半に渡る Dance Trance Medley が散漫な印象を私に与え、今ひとつ評価できないところでおります。

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