Eddie O’Loughlin 周辺に疎かった(そもそも知らなかった)ので Midland International というレーベルだって知らなかったし John Travolta がここからアルバムを何枚か出しているのだって今知ったくらいだしなので、Carol Douglas も長らく知らなかった。 Doctor’s Orders だって知らなかったくらい。
なんですけど、聴いてみるとこれがいいんですよね。 1983 年リリースのアルバムだけは聴いていないんですけど、他は軒並み良いです。 いろいろあって Carol Douglas 名義では 1975 年のアルバムデビューというから 27 歳での(再)デビューということで遅咲きの感はあるんですが、すでにもう堂々たるもんで、私の一番好きな 2nd である本作(1976 年リリース)ではちょっぴりセクシー路線に入ったか入らなかったかくらいの微妙なところでこれがまたよろしい(まぁ Midnight Love Affair というタイトルからしてアレですけども)。
Midland International というレーベルがソウル系ディスコのそれなもんなのと、前述の 1983 年のアルバム以前まで Carol Douglas はここに籍を置いていたのとで極端な路線変更もせずにうまいことやってこられたみたい。 っていうか Midland International の消滅まで在籍していた感じなのね。
正直申せばアルバムに捨て曲があるのが Carol Douglas の特徴で、なんでそんなもんディスコアレンジにしてカバーするんですか!?っていうのがあったりするんですが、この 2 枚目のアルバムだけはそういうことがないのと、テーマを挟んでアルバムトラックを置くという(しかもここがノンストップになっている)アルバムの構成も小粋な感じで本当におすすめ。 金切り声を出さないのもこのひとのいいところだなぁ。 なにしろ作業中に流しっぱなしにできるので助かるです。 今日も持ってるアルバムを通してかけっぱなしにしていたくらいなんですけど、それでもこの冒頭の Carol’s Theme I が流れると作業の手が止まるんです。 「あ!」なんてなもんで。 そうそう、ジャケットもこれが一番好きだな。
なんでもキャロルさんはデビュー当時は「愛の妖精」だったそうですよ。 15 で妊娠したくらいのキャリアなのにね。