Philadelphia International Recordsの関連レーベル「TSOP」から登場した男女混声の4人組。多くのフィリー・ソウル作品にコーラスで彩りを添えていた女性シンガー、テリー・ウェルズもメンバーのひとりで、明るく伸びやかな男女のヴォーカルが絶妙な掛け合いを聴かせてくれます。プロデュースは、ブルース・ハウズとジョセフ・B・ジェファーソン。ファンキーで壮麗なフィリー・ダンサー2や、開放感のあるミディアム6などは、フィリー黄金期の輝きに満ちた秀曲といえるでしょう。捨て曲ナシの、まさに知られざる名盤!(1975年作品 PIR・TSOP PZ34110)
なんでも元は高校生が結成したゴスペルグループだったのだそう。 50人という大所帯でオリジナル曲を歌うという、ちょっと他では真似のできないフォーマットでありますが、メンバーの卒業(学校のね)やらなんやらでどんどんメンバーが減ったのだそう。 ちょうど他校の出身ではあるけど PIR に入った Bruce Hawes をもメンバーに加えて TSOP から唯一作である本作をリリースする頃には 4 人にまで減ったとのことで、この時点でメンバーであったのが Terri Wells だということなのであります。
さすがフィラデルフィアのグループでありまして、ツボを押さえた素敵なアルバム。 ここで聴けるのはゴスペルではなくてポップなソウル、っていうかまんまフィリーソウル。 私は個人的には Love Is Real が好きなんですけど、そういってるうちに次の Words Without Love に移るとこれはこれで好き、とかになって収拾がつかなくなります。 ほんとに捨て曲なしなんですよね。