ダイアナ・ロスとマーヴィン・ゲイというモータウンの二大スターが顔を合わせたデュエット・アルバム。スタイリスティックスの名曲として知られる「ユー・アー・エヴリシング」「ストップ、ルック、リッスン」、ヒット曲「噂の二人」などを収録。4曲をボーナス追加。
そういうアルバムがあるとは知っていたけどついぞ最近まで聴かなかったのは「きっと Marvin Gaye の押し出しが強すぎてバランスが危うくなっているだろう」という予想がついたからで、実際に聴いてみるとそのとおりだったような印象が私にだけかもしれないけど受けられますけれど、それよりなにより中途半端なアレンジでもってそれが一番の原因なような気がしてなりません。
どうしても名盤的な評価をしなければならないデュエットアルバムなので、要するに線引きが相当高いところにあるので次第点じゃぁ済まされない的なことがあるのかもしれません。 注意深くせず、BGM として聴く分にはなんら心地の悪さもないんですよね。
レコーディングは断続的に長いこと行われてきたらしく、それがアレンジのばらつきに繋がっているのかとは思いますけど、そのうち聴こうと思っていた Marvin Gaye と Tammi Terrell のデュエットアルバムもこんなんだったらちょっと悲しいなぁと思って聴かないでいます。
決して駄作だとは言いませんが、過度の期待は厳禁でもあります。