相撲取りのような体格の Larry James（1987 年に享年 38 で没）率いる Fat Larry’s Band は 8 人だか 9 人だかの大所帯ファンクバンドなんではありますが、私にとっては「優秀なバックコーラスを輩出したバンド」という印象が殊更強いところ。
1976 年リリースのデビューアルバムからしてディスコであり、WMOT 〜 Stax 〜 Fantasy と有名どころを渡り歩き、時代が時代なのか Virgin からのリリース（1983）があったり、最後はよくわからないフィラディルフィアのレーベルからのリリースで幕を閉じるわけなんですけれども、意外に CD 化されていないのかベスト盤ばかりでオリジナルアルバムは配信にもあがっていない始末。 個人的には 4th であり 1979 年リリースの Lookin’ For Love もしくは次のリリースである Stand Up (1980) の 2 枚がおすすめなんですけど、当たり前のように CD 化されていないわ配信にもないわで散々な有様です。
とはいえそれ以外のアルバムも、前述の Virgin からのリリースであります Straight From The Heart（配信では Tune Me Up というタイトル）まではよろしゅうございますので、なんならベスト盤でいいんでお時間のある時にでもどうぞ。