イタリアの音楽家 Aldo Parente の、Franco Maria Giannini 名義での唯一作。 1974 年リリース。
名義があちこちあったり、バンドに在籍していたこともあるそうですけれども、アルバムとしてリリースされたのはこの唯一作のみだそうで、正直全貌というものは全く分かりません。 そもそもこの作品にしたって売れなくて氏自身を引退にまで追い込むくらいのものだけれども、その希少価値からメガレア化したということもあり 2000 年代に復活するという世間の波に飲まれまくりな姿勢が案外に好き。
プログレッシブロックというよりももうちょっと広義に語れる「ユーロロック」と言ったところでしょうか。 イタリアンロックという言い方がいいかもしれません。 なにしろ節回しのイタロっぷりが尋常じゃなく、そりゃイタリア人でイタリア語で歌ってるんだからそうなんでしょうけど、案外に牧歌的な雰囲気もあり、こういうのって売れなかったのかぁって意外に思いもしました。