カリフォルニアに Destiny という「まんまな」クリスチャン・レーベルがあり、そのオーナーである Evan Williams がベースを演奏する Harvest Flight の唯一作は 1971 年のリリースで、70 年代に存在していた Destiny の超初期のリリースでもあるそう。
クリスチャン・レーベルからのリリースということでアルバムジャケットとの落差に涙が溢れそうになる(ウソ)けれども、どうも内容もガッツリそっち系のよう。 でも前にもありましたけれども、クリスチャンが妙に世俗的な音楽をやるのが興味深いところでありまして、時代だけにサイケっぽいところを残しつつも、フォーキーでありながらその音をぐちゃっと歪ませればハードロックになるでありましょうし、そういうフォーマットのアルバムなんですよねこれ。 かといえ中途半端さは皆無で、意外というと語弊がありそうですけどコーラスもなかなか様になってますし、ちょっとこれ拾い物なんじゃない!?っていう話なんですよ奥さん。
再発されるまでは激レアだったそう。 おっかなびっくり聴いてみたくなったんだろうな、当時の人は。