Sempre (Marcos Valle)

 amazon | yodobashi 

私が持っている Marcos Valle の作品で一番新しめなのは Tempo Da Gente (1986) なんじゃないかと思うので、2019 年のリリースされた本作 Sempre からだと 30 年近く間が空いていて、この間にどれだけのオリジナルアルバムがリリースされてきたか調べることもしないのですけれど、前述の Tempo Da Gente からの流れを強引に作ってみると「ブギー」となります。

それでも一応は調べてみて、2010 年リリースの Estática が MPB だというのと (未聴)、2020 年リリースの Cinzent がブギーめの MPB なので、そもそも 70 年代までの神々しい輝きを持った Marcos Valle ご本尊のことをここでだけは一切かなぐり捨て「マルコスはブギー好き♡」みたいな身勝手極まりない評価を自分自身に植え付け直すのであります。

ブギーとはいえ、あくまでもブラジリアン・ブギーですから、ボーカルに違和感をおぼえる向きがないでもないでしょうし、英語じゃないといやだみたいなことを抜かした人を私は知っていますので、まだ聴いていないはおろか、Marcos Valle を知らない人にいきなり本作だけを聴かせて、どのくらい支持してくれるかまったくわかりません。 けれどもいつかわかると思います。 このサウンドというか曲にはこのボーカルがポルトガル語で歌わないと成立しないのであります。 大丈夫、だんだん慣れていくから。

▶ More Streaming Media...