Full Moon (Ms. [Sharon] Ridley)

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どちらかといえば Van McCoy が苦手でいた私は、Sussex から 1971 年にリリースされた Sharon Ridley の最初のアルバムである Stay A While With Me を聴いて、それこそ特に Where Did You Learn To Make Love The Way You Do がいいなぁと思ってクレジットを見て、作曲者であることはおろかプロデュースも Van McCoy(実際には Joe Cobb との共同ではあるが)が担っていることを知り、大変反省したものです。 食わず嫌いというわけではないんだけど、だったらひたすらこの路線でお願いしたかったよ!って思いつつも、そうそうリリースが 1971 年だもんね、っていう落とし所を得て溜飲を下げたのではありました。

そしたら奥さん、Sharon Ridley ったら 1978 年に Jerry Peters のプロデュースで Full Moon をいうアルバム(つまり本作)をリリースしていて、自身の作曲がふんだんに盛り込まれているだの、それらも含めてミドルテンポでぐっとアーバンでメロウでエバーグリーンなガラージュ・クラシックで満たされた名盤じゃないですか。 これでまた Van McCoy の影が薄くなってしまった・・・というのは言い過ぎですけど、もちろん両方聴けば幸せになれること請け合いなんですけど、この 2nd の素晴らしさはちょっとすざましい。

最初は「曲名がやたらと長いことで有名な(知らんけど)」Sharon Ridley の例に漏れた Changin' がなにより素敵だなぁと思ったんです。 でも他の曲もいい。 っていうか全曲いいじゃないですかっ!ってくらいの話なんですよ奥さん。 まぁ、1 曲目から Miracles です(というか Mary Wells というべきか)もの。 まいっちゃったなこれ。

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