(本投稿は 2025/1/13 に執筆しましたが、思うところあって公開まで少々時間をあけています)
光コラボレーションというものが始まったのが 2015 年だというから、もう 10 年も前のことになるのだそうだ。 拙宅では従来通りのフレッツ光で、ipv6 サービス(DS-Lite か)もいつのまにか導入されていて下りで 500Mbps くらい出ていたので、(ネットゲーム大好きな高校生を除き)特段に不満もなく過ごしてきたのだけど、それから 10 年になるのかと思うと不思議な気持ちになります。
先日、といいますか年末にプロバイダから DM(郵送物)が届いて、なんやと見ると要するに光コラボレーションにすれば安くなりますし期間限定で更に安くしますよ的な内容。 これまでだったらなんか面倒だし、現状満足しているし、お構いなくどうぞ・・・ってなもんだったんですけど、モヤっとしたところがここ数年あったのでこれを期に妻に相談したのでした。
それは、光電話をやめちゃおうっていう案件。
何年縛りというものがある、とか、そういうデメリットになるかもしれない事柄を書き出して、固定電話をやめるにあたってどこまで妥協できるかを鑑みてみました。 そしたら妥協どころか全部受け入れることができる、すべての技を受ける!的な天龍源一郎的なモチベーションが我が家にはあったんですね。 ちなみに私が独立した年に(固定IPアドレスの提供サービスが安価だったという理由で)今のプロバイダに鞍替えしたので、言ってしまえばうちの息子(くれぐれも言うけどネットゲーム大好き)よりも付き合いが長いんですよね。
ということで光コラボにしまぁす的な申請をしましたら、ちょっとしたこちらの解釈の誤りで「NTT との契約をそのままスライドさせる」っていうことをしなかったので改めて問い合わせられてしまったんですが、「転用」ですから。 単なる再契約ではないんですよね。 でもさ、だったら契約内容がわかるんだから「ひかり電話やってますか?」みたいなラジオボタンつけんなよって話ですよ。 これをどうにかすれば固定電話やめられるのかと思っちゃっただろっ! っていう反省をここでしますね。 転用ですので NTT での契約をそのままスライドです。 ですからここでひかり電話をやめるのであれば、事前に NTT との契約時点で解約にした後に光コラボに転用するか、光転用にコラボす・・・光コラボに転用した後にプロバイダとの契約において光電話を解約するかしかないんです。 憶えとけよ俺!
ということで申請も済んで年明けに転用がなされました。


速度変わりませんでした。 っていうのも転用後の速度については ~200Mbps しかもベストエフォートって書いてあったんですよね。 それも書類によって 1Gbps だとか 200Mbps ってブレッブレで、まぁもう私、というか拙宅(くれぐれもいうけどネットゲーム大好きな息子を除く)としては遅くなってももういいやっていうくらいだったんですけどね。
さて、転用できた。 速度も落ちなかった。 やったねっていうことで光電話の解約を申請しました。 折り返しプロバイダから電話で連絡をするからっていうんで何事かと思ったら、それは申し込み前にデカく書いておけよ!っていう話でした。
NTT ルーター、電話機能を外すとルーター機能は使えなくなるから!(どやっ)
という、茫然自失とするものでした。 これってあれなのね、PPPoE ブリッジにして ppp のランプがつかない状況ということなんですね。 あーそう!そうなのっ!
ということで「ルーターを用意してくださいね」ということで、買いました RTX810 を。 ひとつ型落ちとはいえ、もう 14 年も前のルーターなんですねこれ。 信じられないくらいに安かったからいいですけど、しかも結果的にこれよかったんですけど。
光電話の契約が切れる前に上記の通り NTT ルーターをブリッジさせることができるので、もう早業で固定電話を外し、ルーターのプロバイダー接続をオフにする(これで ppp ランプが消える)にして、RTX810 を挟んでこれの設定をしました。 いまの RTX は楽ですよね。 ウィザードがあるんだもん。
追記:NTT ルーター(PR-400MI)は初期化するべきでした。 何かのタイミングで何かが立ち上がってしまい、競合したのか(ともなれば二重ルーターの二重 AP 接続になってる)不安定なことこの上なくなりました。 原因は個々だったみたいで初期化して事なきを得ました。
ということで RTX 経由で接続です。

こ、これか。 これがほんとうの光コラボの君か。
というのも、ルーターの設定を見れば一目瞭然ですが、ただ ipv4 の設定をしただけなんですよね。 ipv6 の設定をしなければならない、ipv4 over ipv6 (DS-Lite) で接続しなくちゃならない、ということで調べてみたら、RTX810 では、できないことはないんですけど簡単には出来ない。 いやむしろ、(当時は)過渡期の技術だったので GUI では提供できんぜ?設定ファイルでやっとくんな?っていうことでした。
いまの RTX って SD カードは差せるだの USB メモリは差せるだの、しかもそこから起動時に設定ファイルを読み込めるんですね。 いや、RTX810 は一回り近く前の機種だけど。 それじゃぁっていうんで現状のコンフィグの内容をコピペして必要な情報を書き加え、SD カードに config.txt としてコピーし、RTX810 に装着して起動しましたってぇと、ブザー音がなってマウントし、コンフィグ読んでいるじゃないですか。


素晴らしい。 RTX830 買わなくて済んだ。
ということで SD カードにあって今起動に使った設定内容を RTX810 の内蔵メモリにコピーして、SD カードをアンマウントした後に本体をリスタートし、今に至っています。
結局なんだかんだで RTX810 を買っただけでした。 あとは頑張って接続設定に頭を悩ますだけ。 なかなかいい勉強になりました。 これでネットゲームが大好きな息子もにっこりだと思います。
追記:この投稿、続きます。