Originally known as the Mandells, the Maryland group was known for their outrageous stage antics which included wearing skin-tight super hero costumes on stage. The seven songs presented here represent the best of their output during the mid-1970's and features their biggest recording, the mid-tempo "Me And My Gemini." "Going First Class" was originally released in 1976, all selections have been newly remastered.
なんとシングルデビューは 1973 年という First Class、そのアルバムデビューは本作でもって 1976 年とのこと。 All Platinum からのリリースというところが曲者(本人たちが、ということではなく)。 そもそものシングルデビューは地元ボルチモアの Thereway というレーベルからで、その後あの Today から 1 枚出し、さらに Ebony Sounds から 2 枚出しており(これらは 2nd での CD 化にあたりボーナストラックとして追加されている)、満を持しての All Platinum からのシングル並びにアルバムリリースとなったみたい・・・。
なにしろ First Class の 1st は名盤の誉れ高いところなんですけど、その後のリリースが良くわからないことになってるんですよね。 まず、1979 年に Park-Way International というレーベルから Softones とのカップリング LP がリリースされます。 そのタイトルも Together という。 First Class の収録曲は 1st と被るところがなく、かつ Keane Brothers の Candy をカバーしているのもありまして、これだってどうしても聴いておかなければならない 1 枚であります。 ちなみに私のファースト First Class 体験はこのカップリングでありまして、そもそも Softones 経由だったんですけど、その Softones はどうしても二番煎じ的な印象を拭いきれずにおったところ、かえって First Class のほうがいいじゃんっていうことになって・・・泥臭い鞍替えをしちゃった次第です。 それはさておきその後、本家 Sugar Hill から 2 枚目のオリジナルアルバムを 1980 年にリリースする(セルフタイトル)んですが、これが幻の 1 枚になっているみたい。 今やメガレアになってるオリジナル盤のその理由っていうのはよくわからないんですけれども、クレジットを見るに 1st の収録曲が含まれていたり、いかにも Sugar Hill っていう感じなんですが、よくよく調べてみるとこの Sugar Hill 盤って再発編集盤らしく、First Class の 2nd って 1977 年に All Platinum から(っていうかどっちも Sylvia Robinson のレーベルなんですけど)ちゃんとリリースされていたらしいですね。 いまや CD 化されて前述のボーナストラックが追加されたものは、正規の 2nd からのそれだっていうことみたい。 いやーわかりづらい。
2nd がクレジットに乏しいところでありますが、1st のリリースと 1 年しか違わず、リリース元も同じっていうことなのでバックの演奏をしている人たちもおおよそ同じなんだろうなぁと想像するところなんですが、こと 1st がいいのが・・・ここまで書いていませんでしたけど、First Class はスィートソウルのボーカルグループであります・・・ベースがやたらに歌っちゃってるんですよ。 だのでベースが聴こえる環境で聴いてほしいところなんですが、この Frank Prescod というベーシスト、Sylvia Robinson 界隈で活躍していた人みたいで、驚くべきは First Class の 1st と同年に、Moments の名盤 Moments With You でも演奏しているみたいなんですね。 これはすごい人だ。
ということで今回も取り留めなかった投稿ですが、まとめると First Class は聴き逃せないグループなんですよ、っていうことです。