よくあるイタロなのかと思ったら違っていた。 8 歳でピアノを始めたというカナダ人の Gino Soccio はイタリア系の人なのだそうな。 請われて製作したディスコがヒットしてずぶずぶとディスコ沼にはまった感のあるこの人ではありますが、そこにオリジナリティを求めるのは筋違いなのかもしれません。 Kebekelektrik は後日改めて聴き直すとして、1979 年にリリースされたアルバム Outline からこのかた、リフから音色から「どっかで聴いたことあるよなー」っていう、既視感ならぬ既聴感がこのひとの評価を定らせないのかもしれません。
Closer は 1981 年リリースの 3rd でありまして、前作が(私としては)駄作にも程があるくらいの叩きっぷりなのに対し、こちらはかなりアーティスティックな作りになっており、なんか反省とかしたのかしらん?っていうところ。 Try It Out のテレビ出演時の演奏を見ると、女性ボーカルが 2 人いるようでいて歌っているのは片方だけのようで、これが Erma Shaw なのか・・・と、もしかしたら違うかもしれませんけどなんか思っちゃったりなんかして、あーベースがいいなぁーとかお茶を濁しつつ、オリジナルアルバムでの最終曲であるタイトルトラックのジャジーなチルアウトっぷりに少々驚かされるのではありました。