Main Ingredient というと問答無用で Cuba Gooding ということになるんですが、途中加入ということを長らく知らず、Cuba Gooding 以前のいわゆる Donald McPherson 時代のアルバム(1st ~ 3rd)を聴いてみたんです。 そしたら奥さん、甘茶じゃないのよっていう話なんですよ。
むしろ Donald McPherson 時代のほうがいいんじゃないかっていう話もあるにはあるんですが、Donald McPherson にせよ Cuba Gooding にせよ、ゴリゴリと自分を押し通すタイプのボーカリストではなくて、悪く言えば華がないとも言え、もともとグループは 3 人編成なのでコーラスに厚みがあるかというとそうとも言えず、じゃぁどこを聴けばいいんだよ!って話になりますってぇと、曲が良くて、うまく 3 人で歌い上げられているかっていうことになると私は思ったんです。 この時点で Main Ingredient じゃなくちゃならないんか?っていうことも言えてしまい、私は自らをどんどん端っこに追いやってしまう感がなきにしもあらずではありますけれど、ここはいったん Donald McPherson のことは忘れて Cuba Gooding 時代の話をしますってぇと、なによりこれは時代が良かった。
加入直後の Bitter Sweet (1972) はまだ試し運転的な感じもしますけれど、次の Stevie Wonder しかしない Afrodisiac (1973) から Rolling Down A mopuntainside (1975) までは文句なくいいんですよね。 結局いいんですよ。
でも、*in1 大好きな Expansion はこのグループの CD 化に際して血迷ったんじゃないかってホント思うんですよね。 まず、リリース順に並べてくれていないんですよ。 2nd と 4th の 2in1 とかね。 まぁ 2in1 は時系列で並べなくてはならないっていう法律があるでもなし、いいっちゃぁいいんですけど、どうせだったら流して聴くもんですから、並べてほしいとは思うんです。 そして、これは絶対に血迷ってると私は強く思うんですがっ、Euphrates River / Afrodisiac という 2in1 は、5th と 6th の 2in1 なんですが、収録順が 6th -> 5th なんですよ。 どうなのこれ。 おかしいでしょこれ。
っていう印象が強くて、アルバムごとに(MP3 ファイルを)フォルダ分けして私は聴いています。 余計なことさせんな Expansion はっ!って思うんですが、そもそも 2in1 はこういうふうに分けるべきなのかもしれないなぁって改めて感じた私なのでした。