United (Marvin Gaye & Tammi Terrell)

 amazon | yodobashi 

アマゾンのリンクはオリジナルアルバム 3 枚に未発表テイクや Tammi Terrell のソロなどをぶっこんだコンプリート盤なのだそう(未所持)。 この値段だったら買い足してもいいかなぁって思うくらいの素晴らしさ。

Marvin Gaye をちゃんと聴いたことがない、というのが私の基本的なスタンスなんでありまして、そのせいでこのデュエットを聴かないまま延々と過ごしてしまったんですよね。 Tammi Terrell のあまりの急逝っていうのもショッキングですし、その後の Marvin Gaye の精神状態とかを鑑みて、ちょっと手を出すのが怖かったというか。

3 枚目の Easy (1969) は、曲を提供してきた Ashford & Simpson の Valerie Simpson が歌っていて、手術を重ねてきた Tammi Terrell は参加していない・・・と Marvin Gaye は語ったそうですけれども Valerie Simpson 自身がこれを否定し(ただ、仮歌は録音したことがあるとか)、晴れて 3 枚とも Marvin Gaye & Tammi Terrell という最高のデュエットの最高のアルバムといえましょう。

私は最初のアルバムである本作が一番好き(1967 年リリース)。 1 曲目が Ain't No Mountain High Enough で、思わず調べてしまったんですけどこれがオリジナルなんですね。 当時 Dusty Springfield も録音したがっていたけど、Ashford & Simpson 的には Motown への取っ掛かりとしてこの曲を使いたいとかで申し出を断ったらしいです。 そんないわくありだったんだなぁ。 オリジナルの録音も録音で、ボーカルは別々に録ったのは後々にも引き継がれることなんですが、楽器隊もセクション分けされてレコーディングされたとかで、ラジオから流れるので完成形を聴くことができたとか、およそ 1967 年の話じゃないですよね。

まぁそういうことなんですが、なにしろ Tammi Terrell がいい。 キュートでいい。 急逝(1970 年)がほんに惜しまれますなぁ。

▶ More Streaming Media...