Flying High Together (Smokey Robinson And The Miracles)

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どちらかといえば Smokey Robinson という人を毛嫌い・・・とまではいかないにしろ聴きたいなぁと思わずに来たのは、だって超有名じゃんっていうのがほとんどの理由で、それならばどこでも聴けるしおすしってな話でした。 けれどもちょいと腰を据えて 60 年代後半のアルバムあたりから聴き始めてみると、さすが有名なグループだけに卒がないなぁと感嘆させられてしまったりなんかして。

Flying High Together は Smokey Robinson が在籍した最後のアルバムで 1972 年のリリース。 前述の通りなので Smokey Robinson のひととなりすら知ろうとしていなかったので改めて驚いたのが、Motown の副社長だったんですね(創立から)。 んで副社長の仕事に専念するからっていう理由でグループを抜けたのだそうで、なんだかわけがわからない。 そもそもが The Miracles だったのを、Smokey Robinson And The Miracles となってまた The Miracles に戻るっていう話なんでしょうけど、Smokey Robinson はこのあとソロ活動もするっていうんですから話がややこしいんですよね。

Flying High Together というアルバムはタイトルトラックが狂おしいくらいにメロウで素敵で、もう後期の代表曲だって言ってしまっていいくらいなんですが、Smokey Robinson 自身はこれともう 1 曲をプロデュースするのみで楽曲提供すらしないっていうくらいですから脱退の理由っていうかお気持ち表明をここでしているのかなぁなんて想像してみるものです。 なにしろ 1972 年のリリースですが全体的に洗練されていて、かえって「早すぎた?」って思うほど。 Smokey Robinson 在籍時はこのアルバムが一番好きだなぁ。

なおアルバムの最後で Betcha By Golly, Wow をカバーしているのですけど、ここに Smokey Robinson らしさが出ているのかなぁって思いもし、この節回しが苦手だったのかなぁと今更になって思うところ。 この曲でオリジナル以上の出来栄えのバージョンを聴いてみたい。

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