その現役時代に 5 枚のアルバムをリリースした Odyssey (US - NY) はそもそも1968 年に結成されたファミリー・グループだったそうな。 ファミリーっていうか姉妹ボーカルグループというべきか。 その最初のアルバムのリリースが 1977 年で、最終作となる本作のリリースが 1982 年。 つまり年イチに近いペースでのリリースであり、注目されていたんだろうなぁと当時を知らない私は推測するばかりなのですけれども、その証拠にベスト盤がどえらいリリースされているんですよね。
もしかしたら売れ線狙いのでっち上げグループなのかな、っていう第一印象を持ってしまった私が悪いんです。 実際はそんなことなくて、最初のアルバムからきっちりとソウル／ディスコ路線で攻めていまして、演奏陣も豪華絢爛。 その後もさほどにモチベーションを下げるでもなくアルバムをリリースしているんですから相当なもんです。 私は驚いています。
ですからどのアルバムが一番っていうこともなくて、正直言えばベスト盤を聴くのが一番なんじゃないかとは思うのですが、ここは敢えて最終作を。 1982 年リリースということなんですが軽薄な（言っちゃった書いちゃった！） 80 年代サウンドにそれほどは飲み込まれることもなく、これまた豪華なミュージシャンをバックに堅実な作り上げ。 っていうか 1 曲目からして Chic の 2 人が曲を作り演奏もし、すごいこと。 Happy Together を 80 年代風（当世風）に仕上げているのは御愛嬌なれど、ベースが Marcus Miller と知って椅子からひっくり返ってみたり、他にも Sergio Diaz が参加していたり、なんかよくわかんないですよねここまでくると。