Sun Goddess (Ramsey Lewis)

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ジャズ界で最も多くのヒット曲を持つキーボード奏者のひとりであるラムゼイ・ルイスと、モーリス・ホワイト率いるスーパー・グループ“アース、ウィンド&ファイアー"とのコラボレーション(74年作品)。モーリスは60年代後半、ラムゼイのバンド・メンバーだった。スキャットをフィーチャーしたタイトル曲はジャズとファンクが、メロウに融合した究極の名演。

身近に、と申しますか聴いている音楽の周囲にはかなりの頻度で Ramsey Lewis がいるので、とっくに本作あたりを投稿しているのとばかり思っていました。 その後あれこれ聴いてみても、やっぱり Columbia 期の Ramsey Lewis はいい。 Funky Serenity (1973) から順に聴いていって本作はもちろん Tequila Mockingbird (1977) あたりでこちらの息が上がってしまい勝手にピークを迎えてしまう(このアルバムはポピュラリティの面から見てもピークではあるかとは思う)も、次の機会に Love Notes からまた順繰りに聴いていって Three Peice Suite (1981) あたりでまた息が上がってしまうのですが、80 年代に入ってもこうなんだからすごいもんだって、本当に頭が下がります。

本来であれば Tequila Mockingbird かなぁとは思うのですが、本作は自身の作曲度が高いところがおすすめポイント。 このあとも EW&F との絡みが(延々と)続くので、本作をしてその面での代表作だとはいいづらいところがありもしも、どうしたって従来のジャズ一辺倒なのからメロウなソウル・ジャズへの舵取りがうまくいったのはさすがとしか言いようがありません。 願わくばタイトルトラックが氏の作曲であれば、と思うのですけれども、曲が良ければどうでもいいか、って感じ。

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